毎月定額でドラマ・アニメ・映画などを見放題で視聴できる動画配信サービスVOD(ビデオオンデマンド)が人気。アプリを通してAndroid、iPhoneスマホやタブレット、パソコン、自宅のテレビ等で動画配信サービスのコンテンツをストリーミング再生して楽しむ光景は、極々当たり前なものになっています。時代はもはや一家に1台のテレビから一家に1アカウントのVODの時代です。
今回は、おすすめの動画配信サービスの選び方、メリット・デメリットなどを取り上げて各サービスを比較していきます。それぞれの動画配信サービスの特徴をまとめていきます。
VOD各社の現状
- 日本国内ではAmazonプライムビデオが一番人気。全世界での加入者数が2億人を突破したNetflixが台頭。
- 国内のサービスでいずれも人気が高いのはアニメ作品。『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『東京リベンジャーズ』など。
- 日本国内主要サービスにおける見放題の作品数が一番多いのはU-NEXT
- オリジナル作品だけでなく、独占配信作品に力を入れているサービスも
- 見るコンテンツに合わせて複数のサービスを使い分けるユーザーが増加中
- 都度課金型のライブ配信をおこなうサービスも増えてきている
動画配信サービスの選び方 3つのポイント
- コンテンツ:オリジナル作品の有無や独占配信、見放題作品数の充実度
- 利用料金:レンタル作品の有無、ポイントや付帯サービスの内容
- 画質や機能:デバイスの種類、アカウント共有できるか・ダウンロード・レコメンド機能があるかどうかなど
日本では、地上波テレビが映像コンテンツの中で絶大な存在感を誇っています。「映像コンテンツ=無料」という認識が当たりまえでした。また、動画のストリーミング配信といえば、無料のYouTubeやGYAO!などをご存知の方も多いかもしれません。「見放題といっても有料だし、ちょっと自分は……….」とスルーしてきた人も少なくないでしょう。
しかし、無料のサービスでは観られないようなコンテンツを、時間・場所に縛られずに楽しみたいユーザーにとって、好みのジャンルが充実している定額制のVODサービスは必須であると言えるようになってきたのが現状です。
テレビの大画面で見たいときも、スマートテレビに限らず、Wi-Fi環境さえあればChromecast(クロームキャスト)やFire TV Stickなどを介し、自宅でダイナミックな映像体験が味わえます(一部は有線接続も可能)。
この記事では、おすすめの動画配信サービスの現状や選び方、メリット・デメリットなどを取り上げて各サービスを徹底比較。それぞれの動画配信サービスの特徴を大まかに紹介します。
おすすめ動画配信サービス8サイト 一覧表で比較!
動画配信サービス8サイト比較
Hulu | U-NEXT | Amazonプライムビデオ | Netflix | dTV | dアニメストア | ディズニープラス | ABEMAプレミアム | |
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月額料金 | 1026円 | 2189円 | 500円(年会員408円) |
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550円 | 440円 | 990円 | 960円 |
見放題のコンテンツ数 | 7万本以上 | 24万本以上 | 非公開 | 非公開 | 非公開 | 4400作品以上 | 非公開 | 約3万エピソード |
無料で試せる期間 | 14日間 | 31日間 | 30日間 | × | 31日間 | 31日間 | – | 14日間 |
アカウント共有 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ |
ダウンロード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
オリジナル作品の有無 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
目次
Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)
Amazonプライムビデオの最大の強みは、Amazonプライム会員(月額500円、年会費4900円)なら追加料金なしで利用できるというところです。つまり、動画見放題サービスだけでなく、音楽聴き放題サービスである「Amazon Music Prime」や、Kindleの本の読み放題サービス「Prime Reading」などの特典が月408円(年会費を12カ月で割った額)で使える、大変コスパの良い内容です。
個別にレンタル購入が必要なPPV作品も多く、実際に見放題できるものは実は限られています。それでも話題性のあるラインナップと配信スピードの早さには定評があります。コストパフォーマンスを重視して手軽に楽しみたい人には、最も魅力的なサービス内容でしょう。
また、2021年11月15日にはMac版アプリをリリースし、ダウンロードや再生設定など、スマホアプリと同様の機能がMacでも利用できます。その他、優れたおすすめ機能やユーザーレビューなど、使い勝手のが良いのが特徴です。
Amazonプライムビデオ サービス概要
月額料金 | 500円/Amazonプライム年会費4900円=実質408円 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
個別課金(PPV) | あり |
無料お試し期間 | 30日間 |
支払い方法 |
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Netflix(ネットフリックス)
Netflixは、全世界でのユーザー数が2億人を超える最大手の動画配信サービスです。日本には2015年9月に上陸。注目されるのはなんと言っても、比類ない量と質を誇るオリジナルコンテンツの数々。日本発オリジナルアニメの製作にも注力。また最近では、ソニー・ピクチャーズの劇場公開後作品に関する独占配信権の獲得、映画製作スタジオ「Amblin Partners」との契約締結など、配信拡大に積極的な姿勢を見せています。
Netflix サービス概要
月額料金 | 990円/1490円/1980円 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
個別課金(PPV) | なし |
無料お試し期間 | なし |
支払い方法 |
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Hulu(フールー)
Hulu(フールー)は、国内では動画配信サービスのパイオニア。米国発のサービスだけに、海外ドラマのコンテンツ数は最上位クラスの品揃えとなっています。
日本国内事業が日本テレビに買収されたこともあり、ドラマを中心に国内のテレビ系コンテンツが充実。日テレだけでなく、TBS・NHK・フジテレビをはじめとした在京キー局の人気番組をカバーし、テレビ放送とほぼ同時の見逃し配信も多くなっています。また、アニメに関しても比較的豊富なラインナップといえます。
Hulu サービス概要
月額料金 | 1026円 |
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見放題コンテンツ数 | 7万本以上 |
個別課金(PPV) | あり(Huluストア) |
無料お試し期間 | 14日間 |
支払い方法 |
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U-NEXT(ユーネクスト)
2007年に提供開始したU-NEXT(ユーネクスト)は国内の動画配信サービスでもかなり古参の存在。月額料金は2189円と他サービスに比べて少々高めです。しかし見放題映像コンテンツ数でおそらく国内最多の25万本以上を取り揃えるほか、料金内で150誌ほどの雑誌が読み放題となっています。
作品の配信タイミングも早く、更新頻度が高いのも特長。最新作を中心とした個別課金のPPV作品は、定額料金内で毎月付与される1200ポイント(1ポイント=1円分)を使って視聴できます。このあたりのポイント制度は他にはない形態です。サービス内で貯めたポイントが映画館(イオン・松竹・ユナイテッド等)でのチケットとの交換や割引に使えるサービスもユニークです。
U-NEXT サービス概要
月額料金 | 2189円 |
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見放題コンテンツ数 | 25万本以上 |
個別課金(PPV) | あり |
無料お試し期間 | 31日間 |
支払い方法 |
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dTV(ディーティービー)
dTVの運営は、ドコモとavexの合弁(エイベックス通信放送)がおこなっています。そのサービス名から、ドコモユーザーしか使えないサービスと勘違いされがちですが、2015年4月のキャリアフリー化以来、現在は誰でも利用できます。月額550円とかなりリーズナブルな料金設定でありながら、映画やドラマを筆頭にコンテンツ数の豊富さが魅力です。一部は個別課金が必要な作品(PPV)もあります。
BeeTV開局から約10年を経て、膨大な視聴データをもとに日本人の嗜好に合った作品(有名な邦画作品と連動したオリジナルのスピンオフドラマなど)を制作。アニメの積極的な配信に加えて、人気アーティストのLIVE映像やMVなど音楽コンテンツが充実しているのも大きな特徴です。
dTV サービス概要
月額料金 | 550円 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
個別課金(PPV) | あり |
無料お試し期間 | 31日間 |
支払い方法 |
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dアニメストア
動画配信サービスの中でも、もっぱらアニメばかり観るという人には「dアニメストア」が外せないでしょう。月額440円という500円以下の料金で、今期放送中アニメなど4500作品以上が見放題になる、国内最大のアニメ配信サービスです。関連アニメグッズの購入も可能。もちろん、ドコモユーザー以外も利用できます 。
アニソンやミュージッククリップを含む見放題コンテンツの豊富さが魅力のdアニメストア。初回31日間は無料でお試しできます。ぜひ一度実際のコンテンツ充実度をチェックしたいところです。2020年10月以降は、アニメ関連イベントの有料ライブ配信もスタート。トークイベントやアニソンライブも楽しめます。
月額料金 | 440円 |
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見放題コンテンツ数 | 4400作品以上 |
個別課金(PPV) | あり |
無料お試し期間 | 31日間 |
支払い方法 |
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Disney+(ディズニープラス)
小さいお子さんがいる家庭におススメ。ウォルト・ディズニー・ジャパンが提供するディズニーの定額制公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)は、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、ナショナル・ジオグラフィックの5ブランドに新たに「スター」が加わり、月額990円ですべての動画が見放題です。
2021年10月のサービスリニューアルにともない、ドコモ以外のユーザーも、ディズニープラス公式サイトや外部のプラットフォーム(App Store、Google Playストア、Amazonアプリストア)からdアカウントがなくてもDisney+に登録することができるようになりました。
Disney+ サービス概要
月額料金 | 990円 |
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見放題コンテンツ数 | 非公開 |
個別課金(PPV) | なし |
無料お試し期間 | なし |
支払い方法 |
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ABEMAプレミアム
「ABEMA」は、株式会社AbemaTVが2015年に設立し、オリジナルのニュース番組や生放送、アニメやドラマなど26チャンネルを無料配信しているインターネットテレビ局、もはやテレビ局です。無料のベーシックプランのほか、月額960円の「ABEMAプレミアム」に加入すれば、限定コンテンツや見逃した番組、配信作品が自由に視聴できます。広告なしのビデオ再生のほか、動画のダウンロードや「追っかけ再生」(放送中の番組を頭から再生)、「見逃しコメント」(放送時のコメントを見ることができる)も利用可能に。2021年7月1日からは、メジャーリーグベースボール(MLB)公式166試合の配信がスタートしていますが、無料で視聴できるのはそのうちの120試合。ABEMAプレミアムでは残り46試合の生中継が視聴できるほか、ハイライト映像や見逃し配信も楽しめます。
ABEMAプレミアム サービス概要
月額料金 | 960円 |
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見放題コンテンツ数 | 約3万エピソード |
個別課金(PPV) | あり |
無料お試し期間 | 14日間 |
支払い方法 |
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本ページの情報は2022年1月6日時点のものです。最新
の配信状況は各サイトにてご確認ください。
- 契約⽇・解約⽇に関わらず、毎⽉1⽇〜末⽇までの1か⽉分の料⾦が発⽣します。 別途通信料その他レンタル料⾦等サービスによっては別料⾦が発⽣します。
- ⾒放題対象外コンテンツがあります。
- ドコモの回線契約またはspモード契約がない場合には「dアカウント」が必要です。 spモード契約での利⽤と、サービス内容や⽀払い⽅法が異なる場合があります。
- 対応デバイスや視聴条件など詳しくはdアニメストアのホームページをご確認ください。 ダウンロードはWi-Fiを利⽤して⾏うことをお勧めします。 ⼀部作品はダウンロード対象外となります。
- 31⽇経過後は⾃動継続となり、その⽉から⽉額料⾦全額がかかります。
6iTunes Store決済でParaviベーシックプランに契約した場合の月額利用料金は1050円です。